南イタリアから

7月 31st, 2009

イタリアにきて初めてネットがつながりました。ジャンレノのグランブルーの青そのままです。アマルフィーを朝でて、アルベロベッロの撮影が夜中近く になり、泊まるのはあきらめてアドリア海より地中海で泳ぎたいと思い、無理して徹夜で運転して危険なアマルフィーの先にホテルをとった。アマルフィーは賑 やか過ぎて(NHKが女子アナを使って中継まですするのだから当り前か)アマルフィーの先が本当にすばらしい海がある。ホテルも安くて、海が見えて、ホテ ルで取れた巨大なレモンや素朴なトマトが供される。

撮影は以外と精神力がいる。撮影抜きでゆっくりしたい。潜ったときの青さを表現できないのが残念。アルベロはモノクロのバライタで表現したい。ポンペイの遺跡の壁画はメタルで表現したい。

写真を始めたころは(4,5年前)感性だけで撮れた気がする。最近はなかなかそういう写真が撮れない。NYの写真展で気に入っていただいたのは 4,5年前の写真が多い。感性のおとろいというよりは、そういう写真を撮ろうとしていないように思う。しかしいろんな媒体の力を借りて新しい表現ができる ということは、ピクトランをここまで開発してよかったとつくずく思う。そうでなければ南イタリアは遊びになっててしまうというあせりを感じたに違いない。 今、遅い夕暮れの地中海を前に、なんと豊かな気持ちでこれからおいしものを食べ、あす朝もう一度グランブルーを感じ、次の一週間は音楽で満たしたい。

NY写真展オープニングパーティー

7月 25th, 2009

夕刻からの突然の雨にもかかわらず多くの人が訪れてくれました。アメリカ人にもヨーロッパに美の原点の一つがあることを認識し、絵画の様であることを初め て感じた人が多いと思いました。フルートを吹くことも十分でき大変満足のできる一日でした。が、その夜中に工場トラブルで起こされました。無事解決するこ とを祈るしかありません。

NY写真展

7月 24th, 2009

NewYork写真展の中で昨日近くのプリントショップを借りてワークショップを行いました。出席者にとってピクトランは初めてですから、その技術に一応 にびっくりしていましたが、NYは作品写真の世界ですからピクトランバライタや手漉きピクトランにはびっくりしていました。プリントショップでは大判で銀 紙に出力していましたが、もちろん膨潤型ですからピクトランメタルとの違いに納得していました。NewYorkではほとんどが顔料の世界ですが、染料の色 の良さを認識していますが、アーカイバルに関する質問が多く、それにはピクトランの新システムを説明し、納得してもらったと思いますが、早く立ち上げるこ とが必要。またキャノン染料派の後押しが必要だと思います。