決してヨーロッパをむやみに何でもすぐれていると思い込んでいるわけではなないと思う。私の写真のほとんどヨーロッパでとらえているのは、自然にレンズが 捉え、それをもとっも美しく表現しようとするとその舞台が必ず作られてくる。昨晩はアンサンブルコンサートがニーチェ美術館の屋外会場で行われた。私もヘ ンデルの演奏に加わった。そこにはローソクの光と、今年できたワインと、夏の夜だから豪華ではないがフォーマルに身を包んだ人たちが、その雰囲気を醸し出 す。日本の女性が作曲した背景には私の写真が背景に投影される。短期間でこの舞台作り、いずれも私の先生カーリンのご主人(クラリネット奏者)のほとんど 一人によるものだ。一昨日の市民ホールでの先生たちのコンサート、そして昨晩のアンサンブル、そして、今夜、生徒による市民ホールでのソロコンサート、私 も宮城道夫の「春の海」を演奏する予定だ。しかもピアノはウィーン国立オペラ座の渡辺さんだ。多くの市民が日本人による日本の曲を一緒に楽しんでくれると 思う。昨日、写真のルイーザ先生が、モイーズメソッドの講義が終わった後、私に「今日は私のレッスンを見に来ない」と誘ってくれた。私のレッスンと重なっ ていたが、幸いカーリンの都合で少しづれたため、ルイーザとツィータのレッスンに行ってみた。そこには一つの純粋な美の本質がここにあるということを目の 当たりにすることができた。それはルイーザがわかって言ってくれたのだ。この二人の美しさ、しかも曲はフォーレの「ファンタジア」、舞台作りに局紙の楽譜 を添えた。これをメタルで表現してみたい。バライタのモノクロもいい。今も流れるような練習曲が本当に信じられないような美しさで部屋に響いてくる。今夜 のコンサートの朝の雰囲気です。
音楽
8月 7th, 2009ウイーン郊外
8月 3rd, 2009しりごみ
8月 3rd, 2009オーディションなしということで参加、フルート参加者は14,5名、私を除いて全員若い女性、ほとんどがオーストリーの音大生か卒業生、一人だけ13歳の 女の子、フルートコンテストで優勝したご褒美参加。子供っぽく見えた台湾から来たという女の子、すでにウィーンにきて2年、アンサンブルのときにあの細い 体からどうしてというような音が出ていた。ほとんどがプロを目指す人たちの合宿のようなものだ。それもほとんど顔見知りだ。教授は4名イタリアの別嬪さん を意識したセルさんはモイーズメソッドの権威、写真の先生は姿勢や表現方法の権威、私の先生はカーリンレーダ先生、有名な教授だ。それでえらんだようなも の.アンサンブルも指導する。私はこのようなセミナーに参加できたことをうれしいとは決して思わない初日でした。