南イタリアから

イタリアにきて初めてネットがつながりました。ジャンレノのグランブルーの青そのままです。アマルフィーを朝でて、アルベロベッロの撮影が夜中近く になり、泊まるのはあきらめてアドリア海より地中海で泳ぎたいと思い、無理して徹夜で運転して危険なアマルフィーの先にホテルをとった。アマルフィーは賑 やか過ぎて(NHKが女子アナを使って中継まですするのだから当り前か)アマルフィーの先が本当にすばらしい海がある。ホテルも安くて、海が見えて、ホテ ルで取れた巨大なレモンや素朴なトマトが供される。

撮影は以外と精神力がいる。撮影抜きでゆっくりしたい。潜ったときの青さを表現できないのが残念。アルベロはモノクロのバライタで表現したい。ポンペイの遺跡の壁画はメタルで表現したい。

写真を始めたころは(4,5年前)感性だけで撮れた気がする。最近はなかなかそういう写真が撮れない。NYの写真展で気に入っていただいたのは 4,5年前の写真が多い。感性のおとろいというよりは、そういう写真を撮ろうとしていないように思う。しかしいろんな媒体の力を借りて新しい表現ができる ということは、ピクトランをここまで開発してよかったとつくずく思う。そうでなければ南イタリアは遊びになっててしまうというあせりを感じたに違いない。 今、遅い夕暮れの地中海を前に、なんと豊かな気持ちでこれからおいしものを食べ、あす朝もう一度グランブルーを感じ、次の一週間は音楽で満たしたい。

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