最終日、ミステルバッハの市民ホールで生徒によるソロコンサート、モーツアルトのコンチェルトを吹きたかった。一番目に演奏したファンさんは台湾から来 て、すでにオーストリー13年目、もうすぐこの曲で卒業試験、この舞台で聞くコンチェルトはものすごく難しい曲のようにように聞こえた。この緊張感の中で コンチェルトを吹くことは6歳頃から始めても大変なんだと思った。ほぼ完璧に聞こえても多くの拍手はもらえなっかた。私は休憩後の最初だ、カーリンは「春 の海」は絶対にお客さんに喜んでもらえると、最後の最後まで舞台態度、曲に対する考え方等、指導してくれた。渡辺さんからは一緒にオーストリアの観客の前 で日本の名曲を楽しみましょう、という言葉があった。今まででいちばん落ち着いて、以前よりもかなり良くできたと思った。拍手が鳴りやまず、もう一回舞台 に立たせてもらった、舞台裏では若い子たちが親指のエールを送ってくれた。最後にこの写真をっとている時、みんなが「蛍の光」を歌いだした。コンサートが 終わった後、宿舎にあるホイリガーに集まった。翌早朝発準備のため、少し遅れて加わった私に日本語で「よかった!」と迎えてくれた。私は「次はコンチェル トの1番」を吹くといって、名残りを夜遅くまでホイリガーで惜しんだ。
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コンサート
土曜日, 8月 8th, 2009音楽
金曜日, 8月 7th, 2009決してヨーロッパをむやみに何でもすぐれていると思い込んでいるわけではなないと思う。私の写真のほとんどヨーロッパでとらえているのは、自然にレンズが 捉え、それをもとっも美しく表現しようとするとその舞台が必ず作られてくる。昨晩はアンサンブルコンサートがニーチェ美術館の屋外会場で行われた。私もヘ ンデルの演奏に加わった。そこにはローソクの光と、今年できたワインと、夏の夜だから豪華ではないがフォーマルに身を包んだ人たちが、その雰囲気を醸し出 す。日本の女性が作曲した背景には私の写真が背景に投影される。短期間でこの舞台作り、いずれも私の先生カーリンのご主人(クラリネット奏者)のほとんど 一人によるものだ。一昨日の市民ホールでの先生たちのコンサート、そして昨晩のアンサンブル、そして、今夜、生徒による市民ホールでのソロコンサート、私 も宮城道夫の「春の海」を演奏する予定だ。しかもピアノはウィーン国立オペラ座の渡辺さんだ。多くの市民が日本人による日本の曲を一緒に楽しんでくれると 思う。昨日、写真のルイーザ先生が、モイーズメソッドの講義が終わった後、私に「今日は私のレッスンを見に来ない」と誘ってくれた。私のレッスンと重なっ ていたが、幸いカーリンの都合で少しづれたため、ルイーザとツィータのレッスンに行ってみた。そこには一つの純粋な美の本質がここにあるということを目の 当たりにすることができた。それはルイーザがわかって言ってくれたのだ。この二人の美しさ、しかも曲はフォーレの「ファンタジア」、舞台作りに局紙の楽譜 を添えた。これをメタルで表現してみたい。バライタのモノクロもいい。今も流れるような練習曲が本当に信じられないような美しさで部屋に響いてくる。今夜 のコンサートの朝の雰囲気です。